脱サラ元公務員のひきよせ農業

脱サラして農業を始めた元公務員による、農業、起業の実録や農業・健康関連のおすすめ商品などを、紹介しているブログです。

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【土の三相組成を図ってみました】脱サラ元公務員のひきよせ農業vol.30〜ブルーベリー&自然栽培〜

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    脱サラ、元地方公務員、最近まで某農業法人にてブルーベリーの栽培をやっておりました。かんざきたつや、36歳です。

 現在は、農業法人を退職し、独立起業の準備をしており、子どもたちの笑顔あふれる、お父さんお母さんも一緒に笑顔あふれる、ブルーベリー農園を自分で創るべく、日々まい進しております。

 脱公務員の経緯や、ブルーベリー栽培を志した経緯、やりたい農園のコンセプトについては、以下をご覧ください。

 

tty-kanzaki.hatenablog.com

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さて、12月となり、霜も降りるようになりました。我が家の小さな家庭菜園も、それなりに農閑期を迎えております。

前からやってみたかった畑の土の物理性を測ってみました。畑の土がどのくらい植物が生きやすい環境なのか、出来る限り客観的な手法で調べていきたい・・・できれば身近なもので・・・と思っていました。

 

土壌の指標としては、「物理性」「生物性」「化学性」以下のものがあるようでです。

ざっくりとは下記のようです。

  1. 物理性・・・土壌の空隙(隙間)の分布、水はけ水持。
  2. 生物性・・・土壌微生物
  3. 化学性・・・土壌酸度、土壌栄養分。

研究機関等に依頼すると「土壌分析」ができるらしいのですが、これは「3.化学性」を分析し、施す肥料の量などを設計するために行います。

私も簡易的な測定器で、PH(土壌酸度)やEC(塩基飽和度)といった化学性の指標となるものは一応測定しており、参考にはしているのですが、「物理性」については測定したことがありませんでした。

 ここ数年は極力たがやさない不耕作とし雑草などもなるべく活かしながら栽培してきており、雨の日でもあまり水が溜まらないので、きっと団粒構造が発達し、物理性はOKだと思っていました。でも実際どんな数値のだろうか、気になってきていました。

なお、団粒構造については、下記をご覧ください。

 

www.ttykanzaki.com

 

 

有機栽培の基礎と実際―肥効のメカニズムと設肥設計

有機栽培の基礎と実際―肥効のメカニズムと設肥設計

 

  

 小祝正明氏の「有機栽培の基礎と実践」(小祝正明、農文協)など、多くの書籍では、優先順位として、物理性→生物性→化学性としています。私が解釈している限りでざっくりと説明しますと、物理性(水はけ、水持ち)がよくなければ、植物の根が呼吸できず、根が生育することが困難になります。また好気性の有用微生物(酸素がある状態で活動が活発になる微生物)の活動が制限され、生物性も悪化します。微生物と協力して植物は土壌の養分を取り入れているため、生物性の悪化している状態では土壌の養分を増やしても、植物は活用できず結果として化学性も悪化します。とうよりは、化学性を改善する効果が小さくなります。

 

物理性の指標として「三相組成」があります。

 

気相、固相、液相の割合、すなわち空気と土と水の体積割合はどれくらいかというものであり、理想的な分布として、概ね気相率:固相率:液相率=3:4:3と言われています。

 

・・・そういえば、大学の授業で習ったような・・・以前仕事で勉強していた土木施工管理士の試験問題にもあったような・・・。いずれもすっかり忘れてしまっていました。使っていなかった知識はどんどん忘却の彼方へいってしまうようです(泣)

 

 高価な測定機器を使わずに、できれば身近なものでできないかと探していたら、ありました!

儲かる「西出式」農法ーおいしい・多収量・高品質の微生物農業(手島奈緒、さくさ舎)という本に簡易的な方法の記載がありました。

 

儲かる「西出式」農法 ―おいしい・多収量・高品質の微生物農業

儲かる「西出式」農法 ―おいしい・多収量・高品質の微生物農業

 

 

(使うもの)

・缶コーヒーの空き缶の上下を切り抜いたもの(100mlがわかるように表示)

・フライパン

・アルミホイル

・秤

 

①土壌の表面3cmくらいを削り取ります。

②缶コーヒーの缶を差し込み土壌を100ml採取します。

③重量を測定します(生土の重さ)→A

④フライパンにあるみホイルを敷き、土壌の水分を飛ばします。

⑤水分を飛ばした土壌の重量を測定します(乾燥土の重さ)→B

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(100mlの位置がわかるように水糸を張ってみました。内径が約5cmだったので深さが約10cm。ちょうど缶の半分くらいでした。)

 

 

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(採取した土壌の重量を測り、フライパンで水分を飛ばして、再度重量を測ります。)

 

固相率(%)=(B)÷(土の真比重:2.65とする)

液相率(%)=(A)-(B)

 気相率(%)=100ー(固相率+液相率)

 

測定値は、以下のとおりでした。

生土の重量(A)=110(g/100ml)

乾燥土の重量(B)=90(g/100ml)

固相率(%)=(B)÷(土の真比重:2.65とする)=33.9%

液相率(%)=(A)-(B)=20%

 気相率(%)=100ー(固相率+液相率)=46.1%

 

(測定値)気相率:固相率:液相率=4.6:3.4:2となりました。

※(理想的な値)気相率:固相率:液相率=3:4:3

 

本には降雨後3日ほど経ったときの採取する旨記載がありましたが、最近はほとんど降雨がないため、液相率は下がっていると思われます。

 

(気相率+液相率):固相率=6.6 : 3.4とすると、おおむね理想的な値に近いと思われます。

※(理想的な値)(気相率+液相率):固相率=6:4

 

 おそらく、団粒構造はそれなりに形成されていると考えられます。見た感じでも粒状になっているので問題は無さそうです

しかし、採取時に正確に100ml取れているのか(一部こぼれているかも)、土壌を乱さずに採取できているかと考えると、採取方法に課題が残ると思いました。そもそもコーヒー缶だと差し込みにくく、容器が少し歪んでしまうので、採取器具の材料にも検討が必要だと思いました。

 

 なんだそれだけのことか~と思われる方もいらっしゃるかもしれません。経験を大切に、でも、できるだけ、たくさん数値も拾っていきたい、家庭菜園を楽しむ、多くの人が簡単にできるように、なるべく身近な方法でやってみたい。との思いからやってみました。

 まずはやってみる。やってみなければ何もわからないので、いろいろやっていこうと思います。

 

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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